Webサイト立ち上げ&自身のサイトにGoogleアナリティクスを導入した際に、「UA-GA4併用設定」に関してモヤモヤしたことを明瞭にするために、調べたことや解決したことなどをシリーズ化した記事です。
第1節となるここでは、「何に悩んだのか」「背景や設定方法」などのUA-GA4併用設定に関する全体像について解説します。
目次
何に悩んだのか
先輩方のサイトを参考にさせていただいたのですが、Webサイト構築初心者だったため、結局どうするのが正しいのかよくわからなかったり、本当にうまくいっているのか不安になったりと悩みました。
具体的に悩んだのは以下のようなことです。
これらモヤモヤを解決すべく、「結局、何がわかってないからモヤるのか」の根本を突き詰め、それに対する自身の解釈を整理してみました。
自分なりに至った結論を紹介することで、同じようなモヤモヤを持たれている方によい情報が提供できれば幸いです。
UAとは?GA4とは?違いは?
- Googleアナリティクスは2020/10/14に新しくなり、従来の「ユニバーサルアナリティクス(UA)」から「Googleアナリティクス4(GA4)」に変わりました。
- GA4になって増えた機能、変わった機能、なくなった(まだ未対応の?)機能があります。
- GA4だけでなく、現在でもUAを利用可能です。
UAとGA4は併用できるか?
- いろんなサイトにできると書かれている。
- Google公式サイトに併用についての記載があったので間違いない。
UA-GA4併用の前提条件は?
- Googleアナリティクス利用登録時に「詳細オプションを表示」で、「GA4とユニバーサルアナリティクスの両方を作成する」にしていれば、GA4プロパティとUAプロパティが同時に作成できています。
- 利用登録時(GA4)に同時作成を選択していなかった場合など、UAプロパティが作成できていなければ、以下手順でたぶん作成できます。
- 「管理」→「+プロパティを作成」クリック→「詳細オプションを表示」クリック→「ユニバーサル アナリティクス プロパティの作成」
- GA4プロパティが作成できている状態で、「UAプロパティが作成できているかどうか」を確認する方法は以下の通りです。
- Googleアナリティクスのホーム(GA4)において、「すべてのアカウント」クリックし、「プロパティとアプリ」のところにGA4以外の「UA-XXX」というIDのものがあればUAプロパティが作成できています。
UAの「トラッキングID」とGA4の「測定ID」の違いは?
- どちらもGoogleが管理する「プロパティID」というIDであり、UAとGA4で形式が「UA-XXX」「G-XXX」と異なること以外は、Webサイト側から利用する際の使い方は同じです。
- 正確には以下のGoogle公式サイトの情報をご参照ください。
- 以下のGoogle公式サイトに情報が記載されています。
- このサイトは、対象のWebサイトへのグローバルタグ(gtag.js)の実装(適用)方法について書かれたガイドです。
- UAの「トラッキングID」とGA4の「測定ID」は「プロパティID」という総称があり、UAの「プロパティID」を特に「トラッキングID」、GA4の「プロパティID」を特に「測定ID」と呼称すると捉えるのがしっくりくるような記述が書かれています。
Webサイトに対するUA-GA4併用の設定方法は?
- グローバルタグ(gtag.js)とは、「トラッキング対象のWebサイト」と「Googleアナリティクス」を連携させるためのタグであり、JavaScriptで書かれたスクリプトです。
- Webサイトに対し、1つのプロパティ(UAのみ、GA4のみ、など)を連携させるためには、該当のプロパティに対するgtag.jsを利用します。
- 「gtag.js改のコード」および「gtag.js改の生成方法」は後述します。
- HTMLファイルを直接編集する場合は、ファイルをエディタで開いて、
<head>
タグ内にgtag.js改を追記します。 - 具体的な「WordPressに対するUA-GA4併用の設定方法」については後述します。
- ここに記載した結論に至ったgtag.js調査/探求の結果は、シリーズ記事をご参照ください。
gtag.js改のコード
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXXX-1"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'UA-XXXXXXXXX-1');
gtag('config', 'G-YYYYYYYYYY');
</script>
「UA-XXXXXXXXX-1」はUAのプロパティID(トラッキングID)
「G-YYYYYYYYYY」はGA4のプロパティID(測定ID)
gtag.js改のコード生成方法
- ここで記載するのは、「UAのgtag.js」をベースにGA4の処理を追加する例(筆者の最終到達点)のgtag.js改のコード生成手順です。
- 自身は採択しませんでしたが、GA4ベース+UAの処理追加にする場合は、ここの処理とは逆に、GA4のgtag.jsにUAのプロパティID(トラッキングID)に対するコードを追記すればよい(はず)です。
WordPressに対するUA-GA4併用の設定方法は?
- 前述の通り、「UAのgtag.js」と「GA4のgtag.js」をまとめて1つのスニペットとして記述した「gtag.js改」を用いて、それをWordPressに設定します。
- すでにGoogle広告などの他のgtag.js設定をWordPressに設定している場合は、UAとGA4をまとめたように、既存のgtag.jsとgtag.js改をまとめて1つのスニペットにする必要があります(まとめたほうがよいです、かも)。
- 筆者が理解しているメジャーな設定方法は以下の4通りです。
Googleサーチコンソールとの連携方法は?
- 自身の環境で確認したところ、UAには存在するGoogleサーチコンソールとの連携の機能がGA4のUI上に存在しない(見つけられなかった)。
- 「できませんよ!」と紹介してくださっているサイトあり(以下のサイト)。
- 公式の情報(Google社発信の情報)は未確認。
- Googleアナリティクス(UA)とGoogleサーチコンソールの具体的な連携方法(手順)は、ここでは割愛します。
- 連携方法について、筆者が参考にしたサイトを以下に掲載しておきます。