「アンプラグド(Unplugged)」と言われるジャンルの学習方法を紹介します。
「アンプラグド」とは「電気を使わない」の意で、プログラミング学習においては「コンピュータを使わない」と捉えたほうがわかりよい気がします。その名の通り、パソコンなどは使わずに、文字やイラストを描いた紙などを利用して行う学習方法です。
目次
Webサイト
アンプラグドの学習ツールを提供しているWebサイトを紹介します。
CS unplugged
ニュージーランドのCanterbury大学に所属するグループが提供しているサイトです。
教育者向け、学習者向けのコンテンツがあり、「数字遊び」「目的地を目指すミッション」など、いろんな種類のレッスンが提供されています。
残念ながら日本語サイトはないので英語等でご利用ください。英語が苦手な方は、ブラウザの翻訳機能を使えば概ね理解できると思います。
教育者向けレッスン
教育者向けレッスンは、「準備するもの」「教え方」「教え方のポイント」なども細かく書かれており、教育現場で直接使えるものが用意されています。
レッスンの実施に必要な素材が提供されており、印刷して利用できます。
学習者向けレッスン
現時点では「Scratch」と「Python」で学習するレッスンが提供されています。
「Scratch」のレッスンは視覚的にプログラミングして学習できるため初心者向きですが、「Python」はプログラミング言語を直に書いていくレッスンなので上級者向きです。
ライセンス形態
ライセンス形態は、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」で、素材などのコンテンツを無償で利用可能です。
制限事項などのライセンスの詳細は、「CS Unplugged」のWebサイトのトップページの一番下あたりに「Creative Commons …」と記載されている箇所がありますので、そこからリンク先にジャンプしてご確認ください。
CS Fundamentals Unplugged
「Code.org」という「Hour of Code」で有名なコンピュータサイエンスに関する非営利団体が提供しているサイトです。
まだ、詳細を確認できていませんが、「Ages 4+」とあるので、4歳以上が対象のコンテンツが提供されているようです。言語は英語のみです。
コンピュータサイエンスアンプラグド
「CS Unplugged」を日本語に翻訳したサイトです。有志で作成されたもののようで、オリジナルのものすべてが網羅されているわけではないようです。
日本語のPDFなども提供されており、教育現場や家庭で即利用できそうです。
ライセンス形態
ライセンス形態は、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」で、素材などのコンテンツを無償で利用可能です。
正確な情報は、トップページの一番下あたりの表記をご確認ください。
テーブルゲーム
ざっと調べた結果、以下のようなものを見つけましたので紹介します。 調査結果のリストアップのみです。
Robot Turtles
亀と宝石の色合わせをするゲームのようです。
「It’s the first board game for little programmers!」(Robot Turtlesサイトより)とのことです。「若きプログラマーが最初に挑戦するボードゲームだ!」といったところでしょうか。
Balance Beans
カードに書いてある課題に従い、色によって重さの違う「バランスビーンズ」をシーソーの上に載せ、バランスを取るゲームのようです。
どの色のものをどこに載せるかを考えることで、論理的思考や解決能力を養う学習ツールになります。
プログラミング&データ構造ボードゲーム
「楽しく遊びながら、論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション能力を培うことができる知育ゲーム。子ども達の柔軟な思考回路に、コンピューターサイエンスの考え方やヒントとなる芽を育むボードゲーム」(ブティック社サイトより)
アーテック大冒険!お宝アイランドすごろく
「このゲームではコンピュータを使わずにコンピューターサイエンスを学ぶことができます。(アンプラグドサイエンス)」(Amazonサイトより)
アーテック ロボット探検隊ゲーム ドラゴン島の秘宝
「みんなで協力してロボットを動かし、ドラゴンをよけて財宝にたどり着こう! 楽しく遊ぶだけでコンピューターの基礎を学べるアンプラグドコンピューターサイエンスキットです」(Amazonサイトより)
書籍
書籍でもアンプラグドなプログラミング学習ができます。
むしろおすすめです。
詳細は本サイトの以下のページをご参照ください。